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アート・オブ・スペンディングマネー 1度きりの人生で「お金」をどう使うべきか?
お金・投資

アート・オブ・スペンディングマネー 1度きりの人生で「お金」をどう使うべきか?

著者:モーガン・ハウセル 発売日:2025.11.19

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あらすじ

本書は、世界的ベストセラー『サイコロジー・オブ・マネー』の著者モーガン・ハウセルによる、お金の「使い方」に焦点を当てた一冊です。多くのマネー本が「いかに稼ぐか」「いかに貯めるか」を論じるなか、本書は「どう使えば人生が豊かになるのか」という根本的な問いに向き合います。著者は心理学、歴史、行動経済学の知見を織り交ぜながら、お金と幸福の関係、見栄や他人の目との付き合い方、後悔しない支出の選び方などを物語形式で解説します。1度きりの人生において、お金を通じて自分にとっての本当の豊かさを見つけるための指針を示す内容となっています。

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こんな人におすすめ

ある程度収入や資産はあるものの、お金の使い方に迷いや罪悪感を抱えている方に特におすすめです。節約や投資の本は読んできたけれど、なぜか満たされない感覚を持っている方、消費するたびに「これでよかったのか」と自問してしまう方にも響く内容です。また、FIREや早期リタイアを目指している方、人生の後半戦に差し掛かり「お金を何に使うべきか」を真剣に考え始めた方にも有益でしょう。前作『サイコロジー・オブ・マネー』を読んで感銘を受けた読者にとっては、待望の続編的位置づけとなる一冊です。

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肯定的な意見

本書の最大の魅力は、お金の話を扱いながらも数字や投資テクニックではなく、人間の感情や心理に深く切り込んでいる点です。著者特有の物語仕立ての文章は読みやすく、歴史上の人物や著名な投資家のエピソードが豊富に盛り込まれており、飽きずに読み進められます。「他人の評価のために使うお金」と「自分の幸福のために使うお金」を明確に区別する視点は、多くの読者にとって目から鱗が落ちる発見となるでしょう。また、お金を使うことへの罪悪感を和らげ、健全な消費観を取り戻させてくれる点も高く評価されています。

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否定的な意見

具体的な家計術や投資商品の推奨を期待する読者にとっては、抽象的で哲学的な内容に物足りなさを感じる可能性があります。アメリカの文化や歴史的事例を中心に語られているため、日本の読者には馴染みの薄いエピソードも含まれており、感覚的な距離を覚える場面もあるかもしれません。前作『サイコロジー・オブ・マネー』と主張のトーンや事例に重複が見られる部分があり、既読者にとっては新鮮味に欠けると感じられる箇所もあります。実践的なチェックリストやワークが少ないため、読後にすぐ行動へ移したい方には補助的な工夫が必要となるでしょう。

総評

本書はお金の「稼ぎ方」「貯め方」が溢れる時代に、あえて「使い方」という見過ごされがちなテーマに光を当てた良書です。資産形成のゴールが見えても幸福を感じられない現代人に対し、お金と人生の本質的な関係を問い直す機会を与えてくれます。即効性のあるテクニック本ではありませんが、読み終えた後に自分の支出や価値観を静かに見つめ直したくなる、思索的な読書体験が得られる一冊です。豊かさとは何かを改めて考えたい方にとって、長く手元に置いておきたい座右の書となるでしょう。人生の節目に読み返す価値のある作品です。

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かのんのひとこと

ついつい人からの評価をあげたくて、かっこつけてお金を使いがちです。誰も見てなくてもそこにお金を使いたいと思える事こそが自分軸の良い使い方なんだと思います。同じ一万円でも後悔のない使い方をすれば最大限にお金の価値を引き出せるのでしょう。気をつけます。

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