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GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代
仕事・ビジネス

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代

著者:アダム グラント 発売日:2014.01.10

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あらすじ

ペンシルベニア大学ウォートン校の組織心理学者アダム・グラントが、人間を「ギバー(与える人)」「テイカー(受け取る人)」「マッチャー(バランスを取る人)」の3タイプに分類し、ビジネスや人生における成功との関係を膨大な研究データから分析した一冊です。一見、損ばかりしているように見えるギバーが、実は長期的に最も大きな成功を収めることを、豊富な事例とともに明らかにしています。同時に、最も成功しないのもギバーであるという逆説を示し、搾取されない「賢いギバー」になるための具体的な戦略も提示しています。

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こんな人におすすめ

ビジネスパーソンや管理職、リーダーシップを発揮したい方に特におすすめです。人間関係に悩んでいる方、職場で「いい人」止まりで成果に結びつかないと感じている方にも示唆を与えてくれます。営業職や交渉の場面が多い人、ネットワーキングに関心のある人、組織開発や人材育成に携わる人事担当者にも有益です。また、子育て中の親や教育関係者が、子どもに「与えること」の価値を伝える上でも参考になります。利他的に生きたいけれど現実とのバランスに悩む、すべての人に読んでほしい本です。

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肯定的な意見

本書最大の魅力は、心理学や組織行動学の科学的根拠に基づいて「与えることの効用」を論じている点です。精神論ではなく実証研究で示されるため説得力があります。著名な経営者や政治家、教師など多様な事例が登場し、読み物としても面白く飽きさせません。特に「燃え尽きるギバー」と「成功するギバー」の違いを明確に示し、自己犠牲ではなく持続可能な与え方を提案している点が画期的です。読後、人との関わり方や仕事への向き合い方を見直すきっかけになり、長期的な視点で人間関係を捉え直せるようになります。

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否定的な意見

500ページ近いボリュームがあり、同じ主張が繰り返される場面も多く、読み通すのに時間と労力を要します。エピソードや事例が豊富である反面、それらが冗長に感じられ、要点だけを知りたい読者には冗長です。アメリカのビジネス文化や事例が中心のため、日本の組織文化や人間関係の機微にそのまま当てはめにくい部分もあります。また、「ギバーが成功する」という結論ありきで論が展開されている印象があり、反証となるケースの掘り下げがやや不足しています。テイカー側の視点や、ギバー戦略が通用しない環境への言及がもう少し欲しいところです。

総評

「与えること」の価値を科学的に裏付けた、現代ビジネス書の名著といえる一冊です。短期的な損得勘定ではなく、長期的な信頼関係こそが成功の土台になるという普遍的なメッセージは、変化の激しい現代において一層重要性を増しています。分量はあるものの、人生観や仕事観を変えうる深い洞察に満ちており、読む価値は十分にあります。利他と自己実現を両立させたいすべての人にとって、座右の書となる可能性を秘めた良書です。働き方や生き方を見直したいタイミングで、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

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かのんのひとこと

私自身はマッチャーだと思いますが、せめてギバー寄りのマッチャーになれるよう行動を選びたいです。確かに、周りにも応援されて大成功されてる方はギバーが多い気がします。でも愛されテイカーみたいな人もいますよね。ギバー、マッチャー、テイカー。この3分類面白いですね。

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