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DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
自己啓発

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

著者:ビル・パーキンス 発売日:2020.10.01

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あらすじ

本書は「人生で得られる経験の総量を最大化すること」を最大の目的とし、死ぬ時に資産をゼロにすべきだと提唱する一冊です。著者ビル・パーキンスは元エンジニアでヘッジファンドマネージャーという経歴の持ち主。お金を貯め込んだまま死ぬことは、人生の機会を無駄にすることだと説きます。年齢ごとに「やるべき経験」は異なり、若いうちにしかできない体験への投資、子どもへの生前贈与、思い出に残る経験への支出など、お金と時間と健康のバランスを取りながら最大限に人生を楽しむ方法を、9つのルールとともに具体的に提示しています。

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こんな人におすすめ

将来の不安からひたすら貯金をしてしまう人、仕事を頑張りすぎて自分の時間を後回しにしている人、老後資金についてモヤモヤと考え続けている20代から50代の方に特におすすめです。また、子どもへの遺産相続のタイミングに悩む親世代、定年退職を控えて第二の人生をどう生きるか考えている方にも刺さる内容です。お金を稼ぐことに集中してきたビジネスパーソンや、何のために働いているのか分からなくなっている人にとって、人生観を大きく変えるきっかけになる一冊といえるでしょう。

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肯定的な意見

最大の魅力は「お金を使うこと」への罪悪感を取り除き、経験への投資という新しい価値観を提示してくれる点です。「思い出の配当」という考え方は秀逸で、若い時の体験は何度も思い返すことで価値を生み続けると気づかされます。年代別にやるべきことを整理する「タイムバケット」など、実践的なフレームワークが豊富で、すぐに行動に移せるのも高評価。データや具体例も豊富で説得力があり、お金・健康・時間の関係性を可視化したグラフは、自分の人生設計を見直す絶好の材料となります。

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否定的な意見

タイトルの「ゼロで死ぬ」を文字通り実現するのは現実的に困難で、寿命が予測できない以上、ある程度の余裕は必要だという反論は避けられません。著者がアメリカの富裕層であり、日本の社会保障制度や雇用環境とは前提が異なる部分も多く、そのまま適用できない箇所が散見されます。同じ主張が繰り返される構成にもやや冗長さを感じ、後半は前半の焼き直しのような印象を受ける読者もいるでしょう。具体的な投資手法や日本での実践方法についての言及が少ない点も物足りなさが残ります。

総評

お金との付き合い方、ひいては人生そのものへの向き合い方を根本から問い直す一冊です。貯蓄至上主義に染まりがちな現代人にとって、強烈なカウンターパンチとなる思想書といえるでしょう。すべての主張を鵜呑みにする必要はありませんが、「いつか使う」と思って先延ばしにしている経験や時間が、実は今この瞬間にしか得られないものだと気づかせてくれる価値は計り知れません。人生の優先順位を見直したい方にとって、必読の一冊です。

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かのんのひとこと

「日本人は死ぬ時が一番お金持ち」という言葉があるそうです。また日本は長寿国なので遺産相続する頃には子供もすでに老後になっていて、まとまったお金を使う機会があまりないと。この本がお金の使い所を考え直す機会を与えてくれるかもしれません。恋人と別れて思い出の配当が大減配ということもあるのでしょうか。

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